女はしょせんBITCHである

銀座線

もう21時か。

ジーンズのポケットに文庫本を差し込み、乗り換えの上野駅でそんなことを思う。

 

今夜は、仕事が終わるのが遅かった。

通常、遅くとも、概ね20時前には上がれるが、どうしても本日中に処理したい業務があるということで、それを片付けるまで、今晩は帰れなかった。

明日が休みなので、残業に対して特別どうとも思わない。

それに先日、欠勤をしてしまったので、今日はそれを取り戻すように働こうと、今朝から決めていた。

不服なことはない。

 

僕は通勤で銀座線を使う。

今の仕事を始め、日常的に使用するようになったのだ。

好きな電車だ。

何が、好きなのか自分でもよく分からないが。

 

上野広小路で、車窓に映る男は痩せていた。

紛れもなく、自分。

数ヶ月前の自分からは、まるで別人のようだった。

最近、社内でやたらと痩せたと言われることが多くなったと感じる。

自分ではそこまで思っていなかったが、さっき窓を見ていて、改めてそれを自身でも実感した。

俺、こんなに痩せてるのか、今。

 

かといって、今の自分の姿は嫌いではない。

平均体重より少し下回る程。

 

健康的な上、身軽なので機敏に動けて助かっている。

しかし、ここまで豹変すると戸惑いというものがあるのも事実だ。